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【ネタバレ】桑田佳祐 Act Against AIDS 2018「平成三十年度! 第三回ひとり紅白歌合戦」【セットリスト含】

AAAが終わりました、またひとつ時代が終わりました。
AAAは見る人によって、その見どころが違うということを再確認しました。
(AAA2018については下にスクロールを!)

平成元年生まれの私の、これまでの青春のメロディーは、
このAAAとNHK(特にハッチポッチステーションが音楽の教科書だと最近気づくw)に
あったと言っても過言ではありません。

AAA2001、「クワガタムシ 対 カブトムシ」〜桑田佳祐PLAYS “ザ・ビートルズ”〜、
このLIVEの冒頭、歓声からはじまるLOVE ME DO。
当時メル友だった、龍谷大学のお姉さんにグッズをもらいWOWOWで見て、
私の中学3年生、生まれてはじめてのステージは同じく「歓声からのLOVE ME DO」を演出し、
鶴嶺公民館からロックンロールバンド人生がスタートしました。

AAA2003、「栄光の DISCO & SOUL」。
高校生の私はモータウンビートを知り、
The Supremesを追いかけ、学園祭で「勝手にDisco」を開催しました。
おかげさまで、クラブなんか行くもんか!ディスコじゃ!という性格に…w

AAA2004、「THE GOLDEN AGE OF BRITISH ROCK〜愛と青春の英国ロック〜」
イギリスに行きたい(大学時代に2度渡英)という想いが芽生え、
The Yardbirdsでクラプトンを知り(M1のFor Your Loveの変調に度肝を抜かれる)、
The Dave Clark FiveのBecauseで愛の理由を知り、
The HolliesのBus StopでUKの曇り空に思いを馳せ、
The Who、King Crimson、Led Zeppelin、Elton John、
T.Rex、David Bowie、Sex Pistols、Queenという
今の私の音楽性の基礎が出来上がりました(未だにストーンズ全体はハマっていない謎…w)。

AAA2006、「星条旗よ永遠なれ!?〜私のアメリカン・ヒーローズ」は、
ここ数年はまりにはまっているFour SeasonsとThe Beach Boysを聴いたきっかけです。
特にThe Beach Boysはベストで一通り聴いたにもかかわらず、
この高校2年生から昨年28歳にしてようやく「ペット・サウンズ」の良さが分かるという、
なんとも壮大な伏線を張ってくれましたw

そしてAAA2008、「昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦」で
私のフォーク酒場、弾き語りBarを荒らすという大学生活が始まります。
GSの良さを知り、大学のサークル部屋にカルトGSのコンピを持ち込み
みんなで笑い、タバコ吸い吸い、大いに飲み…
(ザ・カーナビーツの好きさ 好きさ 好きさ、ザ・ダイナマイツのトンネル天国等など…)

AAA2009、「映画音楽寅さん チャラン・ポランスキー 監督・脚本・主演「男はしたいよ」」、
未だにパドマでは今村先生、水野和雄という2大映画監督にはまったく及びませんが、
私が小学生の時に風邪で学校を休むと父親がTSUTAYAで借りてきてくれた
ゴーストバスターズ、バック・トゥ・ザ・フューチャーという往年の名作、
そして64ゲーム機から入った007シリーズの偉大さを知りました。

AAA2013、「昭和八十八年度!第二回ひとり紅白歌合戦」では
中村晃子の色っぽさ、ザ・テンプターズの中性的な味、等など
今でも自身のラジオ番組でON AIRする楽曲を覚えました。

2018年12月現在、今わたしがやってきたことは何なのか?
と考えると、それはひとえに桑田佳祐という人格者は
どのようにして出来上がったのか?という興味関心であり、
そしてまた同年齢である父親を超える(殺す)という
自身のコンプレックスの克服であったと思っています。

加山雄三・尾崎紀世彦・桑田佳祐という
茅ヶ崎の「3K」を軸とした研究を深めている今、
今回のラストAAAをどのように私は観たのか。

少し、整理整頓のために、以下、拙い文章ではありますが
「茅ヶ崎サウンド」議論のたたき台として、メモしておきます。

1:憧れのハワイ航路(岡晴夫)
2:テネシー・ワルツ(江利チエミ)
3:学生時代(ペギー葉山)
4:涙くんさよなら(坂本九)

今回のM1は1948年(昭和23年)にキングレコードより発売、
今では一番近いアメリカとして親しまれるHawaiiについての憧れソングです。

私は茅ヶ崎市のホノルル市との姉妹提携を誇りに思うと共に、
「茅ヶ崎=ハワイ」という見方には疑問を感じていました!!

そして2018年にたどり着いたひとつの見解として、
大瀧詠一ファン(ナイアガラー)の最初の勉強課題である
「ポップス分母分子論」の応用をすべきではないかと!!

あくまでハワイ分の茅ヶ崎、茅ヶ崎/ハワイという見地で
ハワイ(分母)が動けば茅ヶ崎(分子)も動くという見方です。
ぜひ誰か、本格的にやって!w(特にサーファー、フラ、ロコスタイルを提唱する方々…)

サザン初出は1981年、『そちらにおうかがいしてもよろしいですか?』ツアーOPです。

涙くんさよなら、は坂本九がオリジナルですが、
ジョニー・ティロットソンのカバーで有名、マヒナスターズ・ジャニーズで定着と見ています。
浜口庫之助は管見の限り、歌っていません。(ん?ひよっこ??)

5:あの時君は若かった(ザ・スパイダース)
6:雲にのりたい(黛ジュン)
7:想い出の渚(ザ・ワイルドワンズ)
8:さすらいのギター(小山ルミ)
9:純愛 (ザ・テンプターズ)
10:雨に濡れた慕情(ちあきなおみ)
11:愛する君に(ザ・ゴールデン・カップス)
12:人形の家 (弘田三枝子)

GSコーナーです、今回の最初の山場です。
加山雄三の弟分、湘南サウンドの代名詞のワイルドワンズですが
おそらく桑田Coverは初なんじゃないかなと。

黄色のモズライトを抱えて歌っておりましたが、
ライブビューイングで確認できた残像では
ヤマハ・SGV700(通称ブルージーンズモデル)、
復刻版かと思われます。
※この件についてはSRCA研究員めぐ氏の見解を待つ

12弦のモズライトらしきものを持つ斎藤誠のソロに入る際、
桑田氏が「加瀬さん!」と叫んだのは、ついに成就という
《ようやくお墓参りが出来ましたね》という私的な想いに…涙

そしてついに、カップスです、ゴールデンカップスやったのです!!
(1996.02.10の夜遊び生歌にて、長い髪の少女、は披露)
「僕の魂、きみにあげよう…」、横浜の不良たちが歌う、1968年9月1日に発売。
フルバンドスタイル、というか元にはないストリングスも入って
本家を上回るような勢いで、再現…涙

私の感覚として、Suchmosは日本ならば、
石黒ケイ・ゴールデンカップスの系譜学だと思っていますw

13:大空と大地の中で(松山千春)
14:知床旅情(加藤登紀子)
15:ふれあい(中村雅俊)
16:翼をください(山本潤子)
17:落陽(吉田拓郎)
18:夢の中へ(井上陽水)
19:なのにあなたは京都へゆくの(チェリッシュ)
20:地上の星(中島みゆき)

フォーク&ニューミュージックコーナーです。
割と桑田氏がこれまでCoverしてきた既出アーティストの
割合が大きかったな、と感じました。

しかし吉田拓郎の洛陽は、初披露です。1973年発表。
超名曲、もはや私の大学時代の十八番でしたw
重厚なサウンドで、陽が沈むのを表現するのは
フォークという枠では収まりきりません。

ぜひとも、「落陽 (高中バージョン)」をお聞きください。
今回の桑田Coverがレゲエ(江ノ島の夕陽)なら、これはソウルミュージック(津軽海峡の夕陽?)です。

21:世界の国からこんにちは(三波春夫)
22:三百六十五歩のマーチ(水前寺清子)

東京オリンピックのコーナーです。
第二回目のひとり紅白で、
Born This Way~東京五輪音頭/ジジイ・ガガを演りましたね。

みなさま東京五輪音頭2020はお聞きになりましたか?
先日、11/30に「動き速すぎ新五輪音頭 お年寄りは立ちくらみ「危険だ」」という
記事がのりました → https://www.asahi.com/articles/ASLCK0464LCJUHBI030.html

さてこの2020Verですが、なんと石川さゆり嬢と、若大将・加山雄三船長が歌っております!!
つまり我々は、立ちくらみと船酔いに強くならなければならないのです、修行です。
1964年の際に数々の名曲が生まれたように、
今度のオリンピックでは、どんな曲が生まれるのでしょうか?
楽しみだなぁ、と聴いておりました。

23:時の過ぎゆくままに(沢田研二)
24:まちぶせ(石川ひとみ)
25:ある日渚に(加山雄三)
26:セーラー服と機関銃(薬師丸ひろ子)
27:桜坂(福山雅治)
28:異邦人(久保田早紀)
29:夢芝居(梅沢富美男)
30:愛の水中花(松坂慶子)
31:北国の春(千昌夫)
32:あなたならどうする(いしだあゆみ)
33:中の島ブルース(ヅラ山田洋とクールファイブ)
34:プレイバックPart2(山口百恵)
35:会いたい(沢田知可子)
36:さよならをもう一度(尾崎紀世彦)

仮称:歌合戦コーナー

若大将のある日渚に、本当に桑田さん好きですよね。
あーリオの若大将、ちゃんと見なければ(そもそも全部見ろ!)
と思いつつ、画面に最後に写った白い水兵帽?の加山さん写真が
いつの写真なのかまったく分からず…
※研究員国木田氏の見解を待つ

桜坂がなぜこの位置なのか、まだ納得の行く答えが出ていないので、
もう少し考えさせてください。

なんといってもこのコーナー最大の聴きどころは、
キヨのさよならをもう一度。
また逢う日まで、の印象が強すぎて埋もれてしまってきましたが、
ようやく桑田さんが披露してくださいました…涙

実は私、この曲がキヨの中で一番好きなのですが、
未だに歌詞の意味が分かっておりません(表面的には分かるよ)。
なので、ここに記しますので、恋愛マスターの先輩方に
ご指導頂きたく存じますw

ラララララララ……
いつか逢える きっと逢える さよならは 愛のことばさ

さよならをもう一度 あなたに 去って行く その肩に
今日で終わる わけではないと
声を出して 教えたいの

このままいると こわれそうな 二人だから はなれるのさ
いつか逢える きっと逢える さよならは 愛のことばさ

さよならをもう一度 あなたに 愛をこめ いいたいの
胸に残る 涙を捨てて 明日のために 別れようね

このままいると こわれそうな 二人だから はなれるのさ
いつか逢える きっと逢える さよならは 愛のことばさ

ちなみにキヨの最後のTV歌唱はこの曲かと思われます。
いつもTVだと二番サビは指笛を披露します、泣けます。
茅ヶ崎について歌った曲は無いと思われますが、
ハワイアンバンド上がりなところにその精神性を感じています。

会いたい(沢田知可子)の前にオルゴール調で流れたのは
「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」(Will You Love Me Tomorrow)です。
オリジナルはUS女性グループシュレルズが1960年に発売。
沢山のCOVERがありますが有名所は、
キャロル・キング、フォーシーズンズ、エイミー・ワインハウスなど。

歌詞が泣けます。
だからおしえてほしいの、一度でいいから答えて
ねえ、明日も私のこと好きでいてくれる?

37:世界に一つだけの花(SMAP)
38:ドリフのビバノン音頭(ザ・ドリフターズ)

サザンパートでしたね、嬉しかったね、楽しかったね!!
いつものLIVEは(個人的に)カンペ見てMCしてると思っているんですが、
今回は(個人的に)けっこうアドリブが多くて、進行がもたつく場面があったなと…

そう!!それがいいんです!!
60超えたバンドメンバーが、いつものノリで話している、
そこに愛情、友情を感じるのです!!w

某釣り師の目撃談によると2日目、
高木ブー氏がいたらしいです。
さて、どんな顔で見ていたのか?実は一番気になるとこ…。

39:雪の華(中島美嘉)
40:海の声(桐谷健太)
41:ハナミズキ(一青窈)
42:どんなときも(槇原敬之)

平成の歌コーナー
あれ、海の声って以前も演らなかったっけ?
と思っていたら、自身のラジオ番組で
年末にCoverしていただけだったという…w

この曲、BEGINの作曲なんですよね。
桑田さん曰く三匹のこぶたw
竜宮城ってどこにあるんですか?誰か教えてください。
西郷どんの奄美編でBGMとして使ってほしかった!

10年台がやはり少なくなるのは仕方がないですよね。
振り返るにはまだ早い!?

43:君に、胸キュン。(YMO)
44:赤道小町ドキッ(山下久美子)
45:真夏の夜の夢(松任谷由実)
46:ひこうき雲(荒井由実)
47:YOUNG MAN (Y.M.C.A.)(西城秀樹)
48:100万年の幸せ!!(桑田佳祐)
49:駄目なバナナ(神良壁郎)

盛り上がりパートです。
最近、モノラル月光族という覆面バンドが
勢力的に活動しているらしいのですが、
そこでPC音楽を導入したものを
「EDMサザン」と呼んでいるそうですw

桑田さんなら「KAMAKURA」〜(藤井丈司さんの功績)
加山さんなら「メガロポリスサンシャイン」等など…

YMOも1978結成と考えると感慨深いものがあります。
山下久美子「バスルームから愛をこめて」は
再録Verは桑田さんがコーラスをやっていましたね。

今回は70年代後半〜80年代の曲の音作りが
とても印象深く記憶に残っています。
やはりユーミン枠が3曲、選曲されていることからもわかります。
※ちなみにユーミンは現在のツアーで2019年
武道館6Daysという、ぶっ飛んだことをやります、必ず行きましょう。

M46、ひこうき雲で思うことは、
「桑田佳祐はジブリ映画の影響を受けているか?」ということw
完全にこの曲を聞くと、風立ちぬ、庵野秀明の声で
「会いたい…」と聞こえてきちゃうんですよね。

M48、100万年の幸せ!!は唯一のオリジナル枠でした。
間違いなく過去最高速度BPMの百万年、素敵なメドレーでしたね!
(追悼というものの難しさがある中で、過度な演出もなく自然と笑顔に)

アンコール枠
50:熱き心に(小林旭)
51:つぐない(テレサ・テン)
52:伊勢佐木長者町ブルース(青江三奈)
53:雪が降る(アダモ)
54:与作(北島三郎)
55:愛燦燦(美空ひばり)
56:古い日記(和田アキ子)
57:歓喜の歌

おい桑田さん!いつ大瀧詠一をやるんだい!!
と、思いつつ、気がつけば5年…
YMOで細野さんをやったから、演らないわけにはいかないでしょ
と考えていたら、小林旭できたか!!さすがです!!

大瀧詠一氏歌唱Verは、
2016年3月21日発売の『DEBUT AGAIN』にて聴けます。
必聴です。

ちなみに小林旭さんは、12月12日(水)に
茅ヶ崎市民文化会館にてLIVEです。
主婦に優しい、開演 13:30です。
必聴です。

翼をください、歓喜の歌ときたら
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破のサントラを聴くしかありません。
綾波レイの歌う、翼をくださいは
多くのチルドレンたちを天に召させました。

ヱヴァンゲリヲンの聖地は箱根です。
温泉に行きましょう。

ということで、またしてもひとつ伝説を見てしまったわけですが、
AAAは見る人によって、その見どころが違うと冒頭に申したように
様々な思いが交差する交差点なわけです。

大衆音楽(POPS)というものと、
世の中の移り変わりがどのように関係してきたか。
それはラジオからTV、TVからネットへと変わってきた
昭和・平成を生きた私たちの研究課題であります。

あゝ、原さんの「25年間お疲れ様でした」という花束贈呈に、感極まってしまいました。
最後に肝要は桑田さんのメッセージにて、〆させていただきたいと思います。

流行歌。ヒット曲。
大衆はいつの世も、それを求めている…と私は思っていた。しかし、近年は何かが違う。歌は世につれ世は歌につれ、と言うが、世はあまり歌につれなくなったのだ。
本来『大衆』とは『欲望』をあらわにし、『非常識』というものをエサにたくましく生き永らえようとする生き物であり、怪物である。
流行歌とは、ヒット曲とは、それを証明する魂の雄たけびであり、非常識や夢物語を声に出すための道具であった。
弱さ、醜さ、ずるさ…、それら人間の業を肯定するものが流行歌なのだとしたら、私たち大衆音楽作家は、ここ数年いったい何をやって来たのだろう?
Act Against AIDSのテーマも、その根幹には『人間の弱さをどう乗り越えていくか』という課題があったように思う。
AAAの活動自体は2020年に終焉を迎えるが、世の中にはその他にもさまざまな問題が山積みとなっている。
流行歌。ヒット曲。
大衆と程良くがっぷり四つに組み、新たな音楽を作り続けていくことを、私は辞めないだろう。
平成30年という1つの時代の節目に、私はそう思いを新たにするのだ

パドマ順正

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