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「半分、青い。」とは一体何だったのか【水野】

 

2018年も11月中旬になり、新朝ドラ「まんぷく」も順調に物語が展開。

とてもテンポもよく、見ていて元気になる作品になっていると思います。

しかし、そんな中、(最近では少し落ち着いてきたものの)SNS上には「#半分青い反省会」というハッシュタグとともに、前作「半分、青い。」に対する辛辣な意見が飛び交っています。
中には『50年近く朝ドラを見続けてきたが、「半分、青い。」は見続ける気になれなかった…』という意見も。

日本全国の朝ドラウォッチャーを落胆と怒りに陥れた「半分、青い。」とは一体何だったんでしょうか。

たくさんの方が、SNSやブログ等で詳しく論評されておりますので、わたしはあくまで自分の中の整理という意味で、ここではざっくりと振り返ってみたいと思います。

「半分、青い。」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E5%88%86%E3%80%81%E9%9D%92%E3%81%84%E3%80%82

まず、「半分、青い。」に対するツッコミどころを今思い出しえる限りで挙げてみると、、

①最後まで片耳が聞こえない設定は意味があったのか不明
②幼少期、川を挟んで糸電話エピソードの、ものすごい何となく感
③随所に飛び出す不適切な登場人物の発言
④成長が見られない主人公及び周辺の登場人物
⑤ラストシーンの違和感
⑥最後まで解決されず、何となく流れていった娘のいじめ問題や母の病気問題
⑦ジェットコースター的な展開と言ったら聞こえは良いが、実際はめちゃくちゃな展開についていけなくなる
⑧脚本家本人の炎上商法
⑨結局、これって何のドラマだったの?
終了して1か月、ふと思い当って振り返っただけでもこれだけあります。
たぶん、ちゃんと思い出したらもっと出てきます。

全部についてきちんと評するとげんなりするので、つまんでいきましょう。

①最後まで片耳が聞こえない設定は意味があったのか不明
このドラマを見ているほぼ全ての人が思ったことかと思うので割愛よろしく。

②幼少期、川を挟んで糸電話エピソードの、ものすごい何となく感
私がドラマ開始当初のブログの中でお話ししていた内容の振り返りになります。
「半分、青い。」1週目評とスターチャイルド【水野】

『現状では「川を挟んでヒロインとその相手が繋がる」の意味はまだわかりませんが、
きっと、この先「わお!そういういことね!」と思える展開になるはず。
というか、そうでなければ「あの1週目は何だったの?」になってしまう。
この先の展開、期待せずにはいられません。』

終わってみたら、完全に「あの1週目は何だったの?」でした。
非常に残念です。

③随所に飛び出す不適切な登場人物の発言
これはとても目立ちました。
病院や介護施設等で流れていることを想定できていない『死んでくれ』というセリフ
年齢やセクシャル的な問題に対する、あまりにも軽はずみな自虐のセリフ
見る人が見たら、かなり不快になるセリフが随所随所で見られました。

④成長が見られない主人公及び周辺の登場人物
物語の終盤、主人公はアラフォーになるのですが、到底アラフォーとは思えない考え方及び発言の幼稚さ。
役者さんが非常にお若い方なので見た目が年相応に見えないのは仕方ありません。朝ドラあるあるです。
でも、思考能力も年相応ではないのでは、我々側は物語に感情移入することができず、ただただイライラするばかりでした。
多くの方が作品を見ながら登場人物たちに思ったことでしょう。
『てめぇ、いくつだよ』と。

⑤ラストシーンの違和感
ラストシーンは、主人公とその母、娘の三人が並んで目を閉じ、雨音を聞くというシーンでした。
え?このドラマ、母娘3代がメインのドラマだったっけ?

⑥最後まで解決されず、何となく流れていった娘のいじめ問題や母の病気問題
結局これどうなったのでしょう?に尽きます。
特に母の病気問題はあれだけ大騒ぎしておいて、なんとなくうやむやなまま話が終わった気がします。

⑦ジェットコースター的な展開と言ったら聞こえは良いが、実際はめちゃくちゃな展開についていけなくなる
特に後半は残酷ささえ感じました。雨の中のプロポーズシーンでこのドラマを離れた人も少なくないはずです。
いい感じのシーンにしようとしているBGMさえ、バカバカしく思えました。

⑧脚本家本人の炎上商法
『嫌なら見なければいい』は、朝ドラには通用しません。

⑨結局、これって何のドラマだったの?
例えば、近年の快作「ひよっこ」は、父を探しながら東京で奮闘するヒロインの話。
「半分、青い。」の前作「わろてんか」は、大阪の街に笑いを広めた夫婦の話。
などなど、きちんと物語及び主人公に軸があるため、ブレが生じません。

しかし、「半分、青い。」はどうでしょう。
前半は漫画家。(しかし、これも漫画家になると決めた動機がかなり乏しい。)
後半は、何もかもフラフラしてほぼフリーター状態
「まれ」もなかなかのメチャクチャさでしたが、「半分、青い」は上回ってきました。。

※ちなみに、「あまちゃん」も主人公のやっていることとしてフラフラしていましが、あれは非常に特殊な作品なので「半分、青い。」と比べることができません。「あまちゃん」に失礼です。

「半分、青い。」を見終わって、真っ先に思った感想は「これ、何のドラマだったの?」でした。
非常に残念です。
これ以外にも、震災の扱い方や、漫画・理工学に対するリスペクトのなさなど、まだまだツッコもうと思えばツッコめる「半分、青い。」。
同じ時期に再放送で朝ドラの大名作「カーネーション」(2011)がやっていただけに余計酷さが際立ってしまいました。
いや、見ているこちら側としては、「半分、青い。」でモヤモヤさせられたあの感情を「カーネーション」が払拭してくれました。

「半分、青い。」
振り返ってみてもこのドラマは何だったのかという結論には及びませんでした。
でも、ただ駄作だけで済ませてはいけないのではないかと、朝ドラウォッチャーの一人として感じています。

褒めたい点を一つ
夏虫駅で律(佐藤健さん)を見つけた鈴愛(永野芽郁さん)の表情の移り変わりはすごかったです。

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